女性における大腸肛門疾患について
女性は肛門科領域の疾患にかかるケースがよくありますが、それには女性に便秘という排便障害が多いことが大きな原因になっています。また、女性は直腸がんの発生も多く、そのことから症状が起きている場合もあります。 便秘は、便が出るのが何日おきかではなく、「腹部が膨満する」、「腹痛がある」「排便時の痛みや出血がある」などの症状を重要視して診察します。
最近はインターネットでさまざまな情報を手に入れられるため、かえって誤った薬を服用されて便秘を悪化させてしまうケースもよくあります。病態に合った薬についてのご相談も行っておりますので、一度ご相談にいらしてください。
生理と排便の関係では、生理中に便秘になる方もいれば、下痢になる方もあります。そして、ダイエット中の便秘は便量が少なくなることが大きな原因になっており、便通自体とはほとんど関係がありません。
また、肌荒れと便通も直接には関係していません。その方に合った治療や生活習慣改善のアドバイスも行っていますので、お気軽にいらしてください。
また、女性の便失禁(便漏れ)は、妊娠回数や分娩回数などもその要因になっています。括約筋筋力、便の硬さや回数、ガスと便の区別にくわえ、そうした点も考慮し、的確な治療と診断を提供いたします。
女性に起こる肛門疾患は、妊娠や出産で増悪するケースがよくあるため、女性に適した診療が必要なのです。
当院の女性の患者様への取り組み
女性専用診療時間を設けてあります。
女性専用診療時間 毎週火曜日 14:00~16:00
- パウダースペース
- 個室